投書「国旗損壊罪」反対6・11官邸前アクションに参加した
生徒が人を階段から突き飛ばしても知らんぷり
「あれは、日の丸ではない。血の丸だ。」
6月11日・木曜日、19:30~20:15ごろにかけて、首相官邸前で「『国旗損壊罪』反対6・11官邸前アクション」がおこなわれた。主催は「『国旗等損壊罪』反対連絡会」だ。52名が参加した。
「外国人」を排斥する差別・排外主義の象徴
司会者が発言。「まもなくサッカーのワールドカップが始まる。この国は、政治の報道がこれからどんどん減っていく。日の丸は、そもそも戦前は植民地支配と戦争の象徴として使われた旗だ。今は多くの外国人の方たちを排斥する差別・排外主義の象徴としても使われる。新大久保では『いい韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ』というプラカードと共に、日の丸が掲げられたデモ行進がおこなわれた。日の丸の旗をそのまま使い続けることが間違っているのだ。他国で迫害されてこの国に逃げてきた人たちを収容所に閉じ込めて殺してしまう、武器を海外に売って死の商人になりはてた、そんな国をどうして愛することが出来るのか」。
那須さん(「国旗等損壊罪」反対連絡会事務局)が発言。「杉並区の学童支援員をしている。今子どもたちは、大変な状況にある。子どもを学童クラブに預けたくても預けられない親たちがいる。子どもの9人に1人が貧困状態にある。食事も1日1回しかとれない。そして私たち自身も生活が物価高と低賃金でますます困窮していく。私たちの生活の困窮には目もくれず、私たちの自由を奪い人権を弾圧する策略ばかりしている。こんな国会議員は全員辞職すべきだ。高市首相は即刻辞任すべきだ」。
元社会科の教員の人が発言。「憲法98条には、批准した条約を誠実に遵守すべきだ、その条約に反する法律をつくってはならない、と書いてある。この国が批准した国際人権規約には、旗やシンボルに対する敬意を表さない行為を罰するような法律をつくることは認められないと書いてあるのだ」。
私たちも、新しい私たちの国旗をみんなでつくろう
Aさんの発言。「日の丸の赤い丸は、おひさまの赤じゃない。ブラッドサークルだ。日本は、アジアの人たちを何千万人も殺したんだ。あれは、日の丸ではない。血の丸だ。サッカーのワールドカップが始まって、ほっぺたに血の丸を書いたり血の丸を応援に使ったりする人たちが増えてくるが、あれは絶対に国旗として認めてはいけない。ドイツは戦前の国旗を敗戦の時にやめたではないか。私たちも、新しい私たちの国旗をみんなでつくろうじゃないか」。
国旗損壊罪なんて私には関係ない?
根津さんの発言。「多くの人たちは、国旗損壊罪なんて私には関係ないというふうに思っているだろう。とんでもない。東京都教育委員会が君が代で起立をしなければ処分をするって言ったのが23年前だ。学校の状態は、本当に変わってしまった。当時、教員の80%が君が代起立はダメだっていうふうに言っていた。東京都民は、70%が君が代で処分するのはおかしいと言っていた。ところが学校の中はどうなったか。日の丸・君が代強制反対と言っていた人たちが、それを全く言わなくなった。教員たちは、精神疾患にどんどんなっていった。生徒の不登校も、日の丸・君が代の強制が遠因だ。自民党の岩屋議員が『社会が委縮するから国旗・国歌法は通してはいけない』というふうに言っている。その通りに学校がなった。こんどは社会がそうなるということだ」。
「私は教員の時に、停職処分を何度も受けた。ある町田の中学校では、根津を学校に入れないということを自民党議員が中心になっておこなった。その結果、どうなったか。職員たちはいい人ばかりだったが、職員室を1歩出て生徒がいるところでは私とは口をきかない、知らんぷりをするんだ。ある時に、生徒が私を階段から突き飛ばすということがあった。殺されるかと思った。その時に教員が2人通った。でも、見えなかったかのように、隣を通っていく。そこまでいくんだ。それほど委縮する。そういう社会になっていくことが私は一番恐ろしい」。
日の丸にケン悪の情を抱く人は、多数存在する
渡部さん(「国旗等損壊罪」反対連絡会事務局)が発言。「国旗損壊罪は、国旗を大切に思う一般的な国民の感情を害すれば罰すると言っている。しかし、先の戦争で、アジアの人びとだけではなく、日本の多くの人びとも犠牲になった。だから、日の丸にケン悪の情を抱く人は多数存在する。それをあたかもみんなが日の丸を大切に思っているかのように言う。こういうのをデマゴギーと言うのだ。法律で人びとの感情をしばることは決して出来ない。国旗損壊罪は2重にも3重にも憲法違反の法律なのだ。日本は、今ファシズム国家になろうとしている。日本に住む多くの人びとは、再び戦争の惨禍にみまわれることになろうとしている。国旗損壊罪を決してつくらせてはいけない」。
私の間違いでなければ、他に5人の人が発言した。
行動提起がおこなわれ、2回目のコールの後、「アクション」は終了した。
なお、インターネットのレイバーネット2.0には「『国旗等損壊罪』反対6・5集会」や「『国旗損壊罪』反対6・17官邸前アクション」の記事や動画が紹介されている。私は前者には参加出来たが、後者には参加出来なかった。
(S・М 2026年6月21日)

首相官邸前で反対アピール
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