スーパーサミットはダメ!

コラム「架橋」

 前号(8月5日号)の「かけはし」に掲載されたSMさんの投稿のなかで杉原さんの発言として紹介されている「イスラエルのドローンを輸入する住商エアロシステムは住友商事系の子会社であり、スーパーサミットは住友商事系なのでサミットでは買い物をしない」といった内容の付きつけにはいささか動揺した。
 叔母の介護のために引越しして来てから、食料など日常的な買い物の7~8割がたは一番近くに位置するサミットを利用してきたからだ。
 さらに杉原さんは続ける「いろいろやれることはあるんです。・・・私たちがパレスチナの人たちに本当に連帯する、一緒に生きていける世界をつくるためにやらなければならないことです」と。
 兵糧攻めで腹を空かせているガザの子どもたち。爆弾で吹き飛ばされるガザの子どもたちのことを想像すると、これまでのように「便利だから」という理由だけでサミットで買い物をすることはやめなければならないのだろう。
 ささやかな抗議なのかもしれないが、叔母の介護に明け暮れている私にはその程度のことくらいしか実践できないのも現実である。
 しかし8月いっぱいは続くだろうと予想されている灼熱地獄のような暑さの中を片道15分、20分歩くのも命がけである。自転車もあるが、スーパーOやTストアーまでの上り坂もかなりきついのである。一番楽なのは、徒歩1分もかからないコンビニのRだ。
 もうひとつ気がかりなのは叔母の状態である。トイレがうまくできなくなって、お漏らしをしたりシーツを汚したとしても、ヘルパーさんや訪問看護師さんらにきれいにしてもらったり、デイサービスで入浴したり、私が洗濯をすれば済むことなのだが、ここのところ誤嚥を繰り返しているのだ。
 以前から気にはしていたのだが、半分に切ったゆで卵や4分の1にカットしたトーストを一気にほお張るのである。つい先日も大きめののり巻とクラッカーを喉に詰まらせて、二度も「死ぬ思い」をしている。後者は私が買い物に出かけている時のことだった。
 そんなことが続いたこともあり肉、野菜などは小さめにカットするとか、硬いものは手の届かないところに移動するなどしている。やわらかい蒸しパンなどは安心して食べてもらえる。
 サミットのカードには、まだ5千円以上のポイントが残っている。それをすべて使いきったらカードにハサミを入れることとしよう。 (星)
 

前の記事

今どきの若者は……

次の記事

真夏の惨事 (1)