5・25「もうやめよう!植樹祭」に参加して

右翼の妨害を許さない

Y・K

 5月25日の日曜日、国土緑化推進機構(公益社団法人)と埼玉県の共催で、秩父ミューズパークにおいて第75回全国植樹祭が開催された。言うまでもなく全国植樹祭は、天皇が自ら参加する「天皇行事」の一つであり、戦後の象徴天皇制への国民的同意を取り付けるための役割を果してきた。
 天皇制の強制に反対する全国の人びとの運動は、各地をベースに天皇制への統合に地域から批判の声を上げることをめざしている。西武線西武秩父駅に着き、集合場所の改札口を出た。駅前のロータリーに行くと右翼団体と埼玉県警が騒いでいた。友人と一緒に集合場所でデモが始まるまでの間、各地で植樹祭に反対している人の報告、アピールがあったが、狭い場所に押し込められ、まわりは右翼、埼玉県警に囲まれ、うるさかった。
 そんな中で事件が。埼玉県警の警察官の中に一人だけ私服の(身長180~190cmの警察官で、服装が黒づくめで、黒の手袋、黒マスク、黒の帽子、分かるところは鼻から上だけ)という警察官がいた(この警官を警官Aと呼ぶ)。
 警官Aは右翼と何かもめながら、集会に参加している女性に対し「今、報告があったのだけれど、あなたここに来る前に駅の券売機の前で右翼の人にナイフで切りかかったという通報があったのですが、事情聴取したいから、こちらに来てください」と彼女をつかまえようとしたが、彼女は「そんなことはしていません」と抗議しながら集会に集まった人たちの合間を男女二人は右往左往しながら、どこかに消えてしまった。とんだ右翼と警官Aのパフォーマンスを見た思いがした。
 この警官Aはデモの解散地点まで埼玉県警と行動を共にしていた。デモの出発時間になっても右翼の妨害で出発できず、歩き出せば住宅街の狭い車道を右翼と警官にはさまれ、前に進むこともできず、右翼の怒号と持っているプラカードやハンドマイクを奪おうとつっこんでくる、ペットボトルも投げ込まれた。
 解散地点に向かう荒川の橋の手前で、20分たっても指揮者から状況の説明はなく、こちらが要請しても応答せず、右翼のさまざまな妨害にあいながらも、やっと解散地点につき仲間の輸送で西武秩父駅へ、帰路につく。
 初めて天皇行事の「植樹祭」反対の抗議デモに参加したが、埼玉県警の手際の悪さに驚いた。デモ出発前の集会で「右翼の皆さん、ここで騒いでないで式典会場に行って天皇陛下万歳!と賛美した方がいいのではないか」と発言した人がいたが、私も同感だ。その方がよっぽど右翼らしい、と感じた。

秩父駅前で「植樹祭反対!」を訴える(6.1)

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