8.26日東電工は雇用継承のための団交に応じろ
子会社清算・全員解雇を許さない
韓国オプティカルハイテック支会を支援する会
【東京】8月26日午前8時過ぎ、品川駅港南口に「日東電工は韓国子会社の不当清算・労働者の不当解雇の責任をとり、労働者の雇用継承を行え」の声が響き、ごった返す通勤の労働者にチラシが渡されていく。韓国の全国金属労働組合亀尾支部韓国オプティカルハイテック支会の不当解雇に長期に立ち向かっている闘いを日本で支援する月例行動だ。
品川駅港南口で定例支援行動
この品川に東京本社を構える日東電工に親会社としての責任を追及する行動として、さまざまな労組や日韓連帯に取り組む市民団体が「韓国オプティカルハイテック支会を支援する会」(以下、支援する会)を結成し、品川駅港南口での宣伝行動、その後の日東電工東京本社への抗議・要請行動を取り組んできた。
この日も港南口では駆けつけた仲間たちが次々にマイクをとり、工場火災を好機として労組との交渉協定も無視して一方的に子会社清算・全員解雇を強行し、その後も一切の話し合いを拒否している日東電工の不当性を知らせ、闘いへの支援を訴えた。特に、韓国オプティカルハイテックでの製品が日東電工の別の韓国子会社に生産が移されていることから、同子会社への雇用継承が当然の要求であることが強調された。
デタラメな日東電工を糾弾する
さらに韓国では、同支会の労働者が工場屋上籠城(今年1月8日から230日を超える)などさまざまな闘いをくり広げ、この争議が大きな問題になっていること、日東電工がこの問題で7月に来日した韓国の国会議員を含む代表団との話し合いまで拒否したこと、も明らかにされた。あるいは、このように労働者の権利を踏みにじりながら、外向けには「人権尊重」を謳っていると、日東電工のデタラメさもやり玉に挙げられた。
そして結集した仲間たちはこれらの訴えをシュプレヒコールで締めくくり、即座にすぐ近くの日東電工東京本社への要請行動に移った。しかし同社は、この日も要請団の前に警備員の壁をつくり、直接の接触さえも拒否した。支援する会はこの不誠実さを許さず、この会社の不当性をさらに広く訴える行動を重ねる。支援する会の呼びかけに応えその行動を共に支えよう。
なお港南口ではこの日、若者がひとりで、パレスチナ民衆に対するイスラエルのジェノサイドに抗議するプラカードを掲げ、通勤に急ぐ人々にマイクで熱いアピールを行っていた。支援する会のマイク宣伝はその後。この若者の行動に敬意を込めて、その訴えが終わるまでマイクでの宣伝は控えられた。 (神谷)
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