1.30ミャンマー軍政に反対するNGОが官邸前アピール行動

クーデターから5年 ミャンマー軍の偽りの民政化を認めない

 1月30日19時~20時、ミャンマー軍政に反対するNGОが官邸前アピール行動をした。寒風の中、25人と少数で「いかさま選挙」を認めるな、と政府に訴えた。

 呼びかけ団体/メコン・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)、アーユス仏教国際協力ネットワーク、日本国際ボランティアセンター(JVC)、アジア太平洋資料センター(PARC)

 以下、発言を要約する。

軍は民衆を殺すな

 2月1日は、ミャンマー軍によるクーデターから5年がたつ。いかさま選挙に対し、日本政府の立ち位置が問われている。1月16日の記者会見で木原稔官房長官は、昨年8月の外務大臣談話と同様、「今後、ミャンマー国民の更なる分断を招き、平和的解決がより困難になる」との懸念を再度表明した。しかし一方で政府開発援助(ОDA)による約7396億円の円借款事業を継続し、また、公的資金を主な原資とする一部の官民ファンドや公的機関も、軍のビジネスに関係する事業に出資や融資を行なったまま。何よりも日本は1998年の民主化運動の弾圧の後に、世界に先駆けて当時の軍事政権を承認した前例があるのだ。
 今回の「選挙」は昨年12月28日に102のタウンシップ(郡区)、1月11日に100の郡区で投票を強行した。これまで2回の投票で、既に軍系政党の連邦団結発展党(USDP)が上下両院議席の8割超を占める圧勝で、軍政は4月に「新政権」を立ち上げる模様だ。民主派の抵抗で全土を掌握できず、300ある郡区のうち265郡区でしか投票を予定していない。対抗する政党を事前に排除しており、親軍政党に対する野党は存在していない。当然にも投票率は低く、在日ミャンマー人有志によるアンケート調査では、回答した15000名の99%が、軍政が非合法であり、その「選挙」結果を受け入れないとしている。
 ミャンマーの状況は悲惨で、政治囚支援協会の調べでは、確認されただけでも7705名が殺害され、その中には1000名近い子どもが含まれる。不当に拘束されている人は22740名(2026年1月22日時点)。
 地上戦で劣勢となり、軍はここ数年、空爆を強化。特にこの見せかけの選挙のためにザガイン、マンダレー管区域や他の民族抵抗組織の支配地域に対し、ミャンマー国防安全保障研究所(МDSI)によると、12月だけで117回の空爆、少なくとも176名の民間人を殺害した。
 集会には在日ミャンマー人コミュニテイー、JVCの女性、アーユス仏教国際協力ネットワークの僧侶が発言した。
     (寄稿:W)

日本政府はミャンマー軍政を支援するな(1.30首相官邸前)

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