ヘイトにNO! 6・21国会前アクション
外国人労働者への管理・差別的なヘイトをやめろ
人権に国境はない
【東京】6月21日午後4時から、国会議事堂正門前で、「ヘイトにNO! 6・21国会前アクション」が主催:ヘイトに NO!全国キャンペーンで行われ、全労協に集まる神奈川シティユニオン、全統一労組、下町ユニオン、外国人労働組合など600人が集まった。
中小労組ネットワーク・全労協の事務局長の関口さんが「ヘイトは単に人を差別するだけでなく、文化・芸術・歌を壊す。暗い社会に引きづっていく。ヘイトにNO全国キャンペーンがこの2カ月間、全国各地で取り組まれた。署名が14万筆を超えることができ、6月18日に、政府へ提出した」と活動報告を行い開会のあいさつとした。
全員でプラカードを掲げ、「ヘイトにNO、差別にNO、いじめにNO」のコール。
平和フォーラムの方が「6月18日はヘイトと闘う国際デーだ。日本では外国人を排斥することがさも正義であるかのようなウソとデマがまき散らされている。多くの人は多文化・共生社会を求めている。誰もが差別されない、出自・性別・障害があるとかないとか、そういうことではなくて、平和で楽しく生きるそうした社会の実現を求めている」と話した。
川崎市では差別を犯罪とする罰則つきの条例が
外国人人権法連絡会の弁護士の師岡さんが「ヘイトスピーチ解消法ができた時も、本当にできるのかという声があった。毎日毎日みんなで声をあげて、国会議員とも連携して、日本で初めての人種差別を解消するための法律ができた」と闘いの重要性を話した。
「ただ、それは非常に不十分だ。川崎市では日本で初めて、差別を犯罪とする刑事罰付きの条例ができた。抜本的に改正して本当に実効性のある人種差別解消法をつくろう」と呼びかけた。
反貧困ネットワークの瀬戸さん。
「政府による不法滞在者ゼロプランの強化プランが出た。この強化プランで、当事者と言われている仮放免の人がかなり、動揺している。入管でとにかく国に帰れるような状態か、それしか聞かれていない。体調が悪い人を除いて、入管に収容して、説得をして送還する」。
「われわれ自身がどのように連帯して、これを食い止めていくのかが、今後の課題だ。国会では非常に厳しくなっているが、自治体の所では、かなり良心が残っている。ちゃんと医療を受ける権利を自治体から作る。今後ふくらませていこう」と話した。
コミュニティユニオン全国ネットワーク、下町ユニオンの加瀬さん。「国籍や雇用形態に関係なく、一人でも加入できる労働組合として活動している。外国人労働者257万人が働いている。主に製造業。介護や建設業やサービス業など人手不足の現場だ。10年前と比べると、1・5倍になっている。外国人労働者がいなければ、産業は回らない。一緒に働いている大切な仲間でもある」。
「外国人労働者は不当に解雇され、賃金が払われていない、社長上司からハラスメントを受けている。時によっては暴力まで受ける。充分な安全衛生教育、安全対策をとらないで重大な労働災害にあっている」。
「国連では2011年、3つの柱が掲げられている。国には人権を保護する国家の義務、人権を尊重する企業の責任、救済へのアクセス。高市政権はこの前の入管法の改悪に見られるように、外国人労働者への管理・差別的なヘイトが行われている。私たちは人間としての尊厳を、人権には国境はない。外国人労働者の使い捨て、排除する社会に持続する未来はない」。
続いて、日本キリスト教協議会、神奈川シティユニオンの歌、ラッパーのFUNIさんが袴田事件を再現してえん罪をなくすように訴えた。
中道改革連合・衆議院議員の有田芳生さん、日本共産党参議院議員、山添拓さんが連帯の発言をした。
外国人労働者の訴え
ブラジルコミュニティから。「働き税金を納め、家族を築き、日本の経済と社会に貢献してきた。最近の在留資格更新について、心配している。移住は犯罪ではない」。
ブラジル人の白井さん。「一番大切なことは国籍に関係なく、きちっと尊厳が守られること。私が日本に来た時、日本はルールは厳しいけれども、きちっと正義が守られている国だと思った。差別については公的な機関でも、外国人差別があることが問題だ。私たちはいっしょに働いている仲間なのに差別されてしまう」。
「外国人であっても、きちんと義務は果たし税金は納めている。私たちは日本に住んでいる。家族もいる。友達もいる。日本でかなえたい夢もある。それをぜひ分かってほしい。それを皆さんと一緒に解決していきたい」。
「在日クルド人とともに」の貫井さん。
「埼玉県川口市に暮らすクルドの人たちと交流してきた。2023年には、国会前で入管法改悪反対の声をあげた。しかし、改正入管法が成立し、その後からクルド人に対するヘイトスピーチが激化した。強制送還される人々は増え、送還の恐怖に直面している。さらに選挙のたびに、街頭で外国人排斥を訴える候補が現れ、駅を利用することが困難になる子どもも出ている」。
「外国人と日本人と区別して差別を正当化するのではなく、同じ地域で暮らす住民として考えてほしい。排外主義は問題の解決ではなく、むしろ悪化させる。ヘイトスピーチは社会を分断し、破壊する。様々なルーツの人が暮らしやすい社会は誰もが生きやすい社会になる」。
鳥井一平さんのアピール
移住者と連帯する全国ネットワークの鳥井一平さんが「声なき声を届けるのが政治の役割だ。しかし、ヘイトに臆してしまっている。よりよい多民族・多文化を求める人がヘイトよりも多いんだ、それが明日の社会なのだ。排除される人がいる。苦しめられる人がいる。これにNOを。高市政権を許せない」と閉会のあいさつを行った。
最後に全員で「ヘイトはNO!」のプラカードを掲げて国会に向けてアピールした。(M)
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