3・1新宿駅南口でスタンディング

 辺野古の海に、遺骨の混じった土砂まで投入!

沖縄の民意を踏みにじった基地建設 人道的にも許せん

 【東京】3月1日午前11時から、新宿駅南口で「辺野古の海に、遺骨の混じった土砂まで投入! 沖縄の民意を踏みにじった基地建設 人道的にも許せん」スタンディング、訴えが沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの呼びかけで、毎月第一土曜日午前11時から行われている。

豊かな海を破壊するな!

 沖縄の民意を踏みにじり「政府の代執行」で辺野古の米軍基地建設は強行されています。辺野古・大浦湾の海は、米国のNGOが「ホープ・スポット」(希望の海)と認定し、世界的にも貴重な海です。日本も2014年に「生物多様性の重要度の高い保護すべき海域」と認定、美ら海の広がる沖縄県でも特に保護すべき豊かな海域と指定していました。そのような貴重な海に米軍基地を造るためと称して沖縄戦で犠牲になった遺骨の混じった土砂まで投入するという。その土砂には、地元の人はじめ韓国・朝鮮・米軍人など多くの遺骨が混じっています。米軍基地をつくるために沖縄戦で犠牲になった遺骨の混じった土砂らを埋め立てに使うなんてありえません! 人道的にも許せません! 
 しかも、防衛省は国ではなく「民間」という立場で工事を進めているのです。県の「不承認」を無効にするために法を悪用、それに裁判所がお墨付きを与えるという仕組みです。基地建設費用も2014年に3500億円だったのが2019年には2・5倍の9300億円、さらに費用はふくれあがります。
 「豊かな海を破壊するな!」「民意を踏みにじるな代執行ヤメロ」「莫大な工事費は北陸の復興に使え」「遺骨の混じった土砂を使うな」と、沖縄とともに声をあげよう!(当日配られたチラシより)

 冷たい強い風が吹く中であったが、40人程の仲間たちが集まり行動した。新宿駅南口は外国人の通行も多く、関心を持ってスマホで撮っていく人も多いので、英語バージョンのチラシも用意して配っている。そしてこの場所は若者なども含めてチラシを取ってくれる人が多いのでやりがいもある。
 今回は訴えだけでなく、沖縄の踊りエイサーと女性合唱団での歌のアピールも行われた。二人の子どもを連れた女性が「沖縄の行動ですか」と聞いてきた。彼女は沖縄出身者だとのことで、主催者の沖縄出身者を紹介すると話がはずんでいた。
 最高裁が沖縄県の大浦湾埋め立てを認めない決定を門前払いで棄却する暴挙を批判するもの、うるま市での自衛隊訓練場建設反対運動、横田基地でのオスプレイの再運用の批判、米軍基地から有害物質のPFOSの垂れ流し問題、遺骨混じりの土砂を大浦湾に埋め立てに使う問題などを批判する訴えが行われた。沖縄での闘いに呼応する持続的な闘いに参加しよう。 (M)

辺野古の海を汚すな!と人びとにアピール(3.1新宿)

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