ウクライナ 国際労組は今こそ行動しなければならない
ウクライナ労組連合
みなさんからの安全の保証必要
ウクライナ人民は3年以上の間ロシアの総力を挙げた占領とテロ戦争にヒロイックに抵抗し、かれらの自由、独立、さらに領土的一体性だけではなく、文明社会全体の民主的な価値――生きる権利、働く権利、平和への権利――をも守り続けてきた。
人々は毎日死んでいる。負傷者の数は増え続け、町々と村々が今も破壊されている。起き続けていることは、決定的に止められる必要がある異常なことだ。
しかしながら、戦争はウクライナ民衆の回復力を試しているだけではなく、経済的諸困難や社会的問題を悪化させ、全ウクライナ人の暮らしをも脅かし続けている。国のあらゆる地域に向けられたロケット攻撃と爆撃は、国を離れている650万人から800万人、そして占領領域の子どもたちを含むロシアに力ずくで追い立てられた300万人という形で、ウクライナ人に大量の移住を強いてきた。
戦争の中で、数万人のウクライナ市民が殺害され、約40万人が傷を負わされたり障がいを残されたりし、6万5千人以上が行方不明になった。さらに数千人はロシアの監獄にいる。戦争が原因の経済的損失はおよそ5240億ドルに達している。工業、インフラ、人道的施設や社会施設の破壊は、5百万以上の職の喪失に導いた。結果として、失業、労働者の移住、また社会的不平等が高まっている。
対ウクライナ国際資金支援を削減するとの、また和平が達成されるまで軍事協力を止めるとの何人かの政治家による呼びかけは、これが人間の死傷を高めるだけではなく、経済後退と事業や経済の決定的な部門の大量破壊をも引き起こす怖れがある以上、市民と諸労組から否定的な反応を引き起こしている。それはまた、国家の社会的保護計画の縮小、およびそれなしにはウクライナ人にとっての正常な暮らしが不可能になるようなインフラの完全な再建に対する能力喪失をも導く。
ヴォロディミル・ゼレンスキーウクライナ大統領は、対ロシアの国際圧力が高められ、効果のある安全保障の保証がウクライナに与えられるならば、この戦争は2025年の内に終わる可能性もある、と述べてきた。国際社会は、ウクライナの勝利だけではなく欧州全域の安定もがその行動のスピードにかかっている、ということを実感しなければならない。欧州と世界の誰もがこのことに気づいている。しかしかれらは今十分行動していない。
われわれはロシアからの保証を必要としていない。われわれはかれらを信用しない。安全の保証はもっぱら連携相手から来なければならない。われわれは、われわれが孤立させられないようウクライナへの系統的かつ継続的な支援を与えるために、かれらの政府に圧力をかけるよう世界の労働組合の行動を促す。
私たちは以下を具体的に求める
われわれは特に以下のことを行うようそれらを促す。
◦2025年2月24日に採択された、「包括的で公正かつ長続きする和平を進める」国連総会決議、および対ロシア制裁圧力を高めるためのEUとG7の決定を指針にロシアに対する国際的孤立化を強化すること。ちなみに先の国連総会決議は、ウクライナの主権、独立、統一および国際的に認められた国境内の領域的一体性を支持する点で、国際社会のもうひとつの堅固な印だった。
◦戦争のために仕事を続けている諸企業に制裁を課すことで侵略者への圧力を高めること。これは特に、ロシアの軍産複合体向け構成機器供給者、および制裁回避を助けている諸金融機関、またロシアの国有諸企業の場合真実だ。
◦ウクライナに資金支援を与え、それらを、戦争犠牲者を補償すること、住宅、医療施設、学校、そして職場を回復させることに向けるために、凍結されているロシア連邦中央銀行の資産を利用すること。
◦ウクライナの労働者と労組に向けた社会計画とインフラ構想のために資金を提供すること。ウクライナの労働者の移住者を支援し、かれらの故国への帰還を進めるための特別国際基金をつくり出すこと。
◦国際的な平和維持プロセスにおける、特に核兵器の削減と廃絶を求める闘いにおける、労組の役割を高めること。戦争で影響を受けた労働者とかれらの家族を助けることをめざした、人道主義的イニシアチブの実行を監視する点での労組の役割を強化することも必要だ。
◦戦争によるウクライナ人囚人全員および侵略国によって不法に拘留されている市民の帰還に関する国際的な交渉を始めること。国際組織は、一時的に占領された領域における人権侵犯の監視を強化しなければならない。
ウクライナと民主的な世界全体における平和、社会的公正、そして持続可能な発展を求める闘いにおいて、今日かつて以上に、国際的な労組の連帯が推進力にならなければならない。われわれは、力を合わせた努力を通してはじめて、彼らが住む国に関わりなく労働者の権利を守ることができ、まともな賃金、社会的保護、そして全労働者にとっての平等な社会を達成できる。
共にある時われわれはもっと強力だ!
(国際労働組合運動へのウクライナ労組連合のアピール)
(「インターナショナルビューポイント」2025年4月25日)
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