フランス 地方選決選投票への呼びかけ
反極右の反ファシスト戦線を
反資本主義新党ランティカピタリスト(NPA―A)
以下は、3月22日に行われた地方選決選投票に向け、極右・右翼連合を敗退させるための左翼の統一した闘いの呼びかけとして、「ランティカピタリスト」に掲載されたもの。実際に3月22日に行われた決選投票では、パリ、マルセイユなどの大都市で市政奪還を狙った極右・右翼連合が敗退し左翼市政が守られ、この間進んできた極右の前進に一定のブレーキがかけられた。なお、イタリアでも、司法の独立の弱体化を狙ってメローニ政権が仕掛けた国民投票(3月22・23日)が否決され、メローニには大きな打撃となった。イラン攻撃というトランプの暴虐が影を落としている可能性もあり、欧州極右の動向には注視が必要だと思われる。(「かけはし」編集部)
地方選第1回投票は、フランスで広範な形で忍び寄っているファシズムを背景に行われ、極右による残忍な攻撃の後に続いている。この中で伝統的な「共和主義」右翼は、その歴史的な枠組みと諸々の価値の多くから決定的に離れてきた。 この1回目の選挙ではマクロン陣営が敗北を喫した一方、多くの町や都市での結果は、マリーヌ・ルペンの国民連合(RN)と極右のがっちりと固められ危険な前進を露わにしている。RNの名簿は数十に上る町や都市で先頭に立っている。ペルピニャンではルイ・アリオトが第1回投票での再選としてRNが市長確保に成功、他の3個所でも同様だった。
極右の意図は、この自治体選挙を、権力を奪取し右翼を統一するその戦略を強化する跳躍台として利用することだ。バルデラ(RNの現党首:訳者)は今夜、「真正右翼リスト」とのひとつの合同を訴えている。彼は、これらのリストが首位になっていないところではRNが撤退する、と提案するところまでも踏み込んでいる。
しかしこの極右の前進は不可避ではない。パリ、マルセイユ、トゥーロンのような極右が勝つ可能性があるか市政を取り戻す可能性のあるところでは、統一の条件を作り上げるのは、首位に出た左翼リストの責任だ。NPA―Aは、2024年6月におけるNFP(新人民戦線)の場合と同じく左翼の結集を訴える。政治的左翼、労組とコミュニティを基礎とする左翼は、2回の投票の間で、街頭での決起とイニシアチブの組織化に、そして労働者階級の居住地と若者たち、また労働者の動員に挑まなければならない。極右と対決するためには1票たりとも無駄にされてはならない!
急進的な左翼が人々を味方に引き入れる可能性がある中ではなおのことそうだ。不屈のフランス(LFI)(メランション率いる)は、この数週間前例のないメディアの猛襲の標的になってきた(極右集団による集会妨害排除の中で、ひとりの極右の若者が死亡する事故が起き、メディアは一斉にその責任をLFIになすりつけてきた:訳者)にもかかわらず、強力な結果を得た。それはパリ北部郊外のサンドニで、バリー・バガヨコ率いるリストに基づいて第1回投票で勝利をもぎ取りさえした。
NPA―Aは多くの町で、野心的な社会的で民主的な、また環境に関する綱領を軸に、LFIや他の左翼グループとの統一を選択した。われわれはいくつかの強力な成果を上げた。たとえば、統一左翼リストが得票率15・2%を確保したアレンソンで、フランソワ・ピケマルが率いたリストが同25%以上を獲得したトゥールーズで、わが同志が19・5%獲得したゲラメルでだ!
LFIは決選投票に向け反ファシスト選挙戦線を今提案している。しかし、PS(社会党)とプラス・ピュブリケ(町の広場、中道左派のラファエル・グルックスマンが率いる)のセクト主義が、左翼全体を分裂させ袋小路に追い込んでいる。PSは今、全国レベルで左翼としての統一を拒絶することで、RNと右翼の利益になるようにふるまっているのだ
この現在の情勢の中でわれわれは、勝利が可能な町を右翼の支配下に置き去りにする危険を犯すことなどできない。その住民には直接のはね返りがあるのだ。しかしまた、問題が抵抗の組織化になる時、あらゆる舞台が大事になるという理由もある。
3月23日以降、政治的な諸組織、労組、市民団体、さらに諸々の共闘組織は、極右とその連携勢力のレイシスト的で暴力的な理念と対決する闘いを先導するために、結集を迫られることになる。これは次のことを意味する。
・労働者階級の居住地、諸々の場、職場、また教育機関の中での、具体的な連帯の再建。
・社会的決起の強化。・政府と雇用主と対決して現場での勝利を確保すること。
・そして、反動的な考えと対決する政治的な戦闘に取り組むこと。
ノ・パサラン(やつらを通すな)!(2026年3月15日、モントルー)
(「ランティカピタリスト」より)
▼フランスNPAはLCR(第4インターナショナルフランス支部)の呼びかけで2009年に創建された。現在は、2022年の分裂後、NPA―AとNPA―革命派になっている。(「インターナショナルビューポイント」2026年3月16日)
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