ウクライナ 戦時下の民衆反社会的政策との闘い続く
ジン・ヴォラ/エリアス・ヴォラ
民衆の闘いは
二重の戦線で
ロシアの侵略への抵抗は、ウクライナ社会内部の階級分裂を消し去ってはいない。われわれの資本主義社会の不平等、そしてゼレンスキー政権が適用した残忍な新自由主義が今一層、ウクライナの住民に悪影響をおよぼしている。こうして民衆諸階級は「二重の戦線」で、つまり反社会的な諸政策と帝国主義の侵略双方に反対して闘っている。
キーウでは、およそ40の組織のイニシアチブで、この市における土地腐敗に反対するピケが先月組織された。抗議の参加者は、これらの事件に関係した17人の公職者の解任を今求めている。そして、民衆監視委員会の設立を開始している。
オデッサでは、「市民的自由のためのセンター」がこの市の空襲シェルターの市民管理を組織している。目的は、それらの諸条件と住民の利用しやすさを点検することだ。
公衆衛生部門の
私有化反対闘争
医療労働者自由労組の場合は今、この部門をさらに私有化し、「患者を私有医療部門の顧客に変える」ことを目的とする進行中の医療改革に反対するキャンペーンを組織中だ。
キーウでは、街頭でのLGBTの人々への攻撃に抗議するためにひとつの集会が開催された。「私の伝統は愛だ」のスローガンの下に、抗議参加者たちはヘイト犯罪に対決する法を議会が通すよう要求している。それより2、3週前、うまくいかなかったものの、極右はクイーア・フェスティバルを阻止しようと試みていた。
西ドンバスでは、ウクライナ鉱夫自由労組の地域労組が、前線の兵士を支える装備の配送を組織してきた。配送されたものの中には、兵士にしばしば欠けているものとして、対ドローン装備製造のための金属部品がある。同じ労組は、「ロシアの侵略からウクライナを守っている者たちに与えられる援助は、仕事として前線にいる鉱夫たちがまともで高い賃金を受け取るなら、はるかにもっと有力になることも可能だ」と思い起こさせている。
民主的権利と
賃金を求めて
デラズニ市立総合病院では、ソイツ労組が賃金不払いの件で院長に有罪を宣告することに成功し、その支払いを確実にした。医療スタッフとかれらの労組は、院長が彼の職位から外されるだろうと確信している。
スラフスケの村では、住民が組織したひとつの集会後に、20人の自治体議員が解任された。住民たちは「かれらは有権者に対する義務を無視している」と考え、かれらとの間の実際に役立つ会合の欠如を指摘している。
これらは、戦争で引き裂かれたウクライナの中にある無数のイニシアチブの、ほんの僅かの事例だ。それらは、プーチンの侵略に対する、同じくウクライナオリガルヒの諸政策に対するその抵抗を通して、その社会的、民主的権利を求めて闘い続けている住民の生命力をはっきり見せている。われわれが無条件の連帯を送るのは、何よりもかれらに対してだ。(2025年5月28日、「ランティカピタリスト」よりIVが訳出)(「インターナショナルビューポイント」2025年6月13日)
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