米ソリダリティ声明:反移民テロキャンペーンを止めろ!州兵撤退!

 この数日間、ロスアンゼルス地域の労働者階級移民の諸コミュニティへの移民・関税執行局(ICE)による手入れに反対して諸々の抗議行動が勃発してきた。ICE手入れのほとんどは、衣料産業地区で、および移民の日雇い労働者が仕事を探して集まる「ふるい分け」の場所で起きた。伝えられるところでは、メキシコや中米からやってきた未登録労働者百人以上がこれまでに拘留された。
 別の百人もかれらを守ったとして逮捕されているが、そこにはカリフォルニア・サービス従業員国際労組(SEIU)委員長のデイヴィッド・フエルタも含まれている。フエルタは、彼が受けた傷のために病院に送られなければならなかった。
 このICEのテロ行為に対するラテンアメリカ・コミュニティの抵抗に対抗して、トランプ政権は抗議参加者に対しカリフォルニア州兵を動員した。他方国防長官のピート・ヘグセスは海兵隊を呼び入れると脅した。
 カリフォルニア州知事のギャヴィン・ニューサムとロスアンゼルス市長のカレン・バス――両者共民主党――は、州兵の呼び入れに公然と反対した。しかしかれらは、カリフォルニア州兵にもロスアンゼルス警察本部(LAPD)にも協力を拒否するよう訴えてはいない。事実として、バス指揮下でLAPDは、手入れと抗議行動弾圧の両者で連邦当局と協力してきた。すでにひとりのジャーナリストが銃撃されている。
 この手入れは、移民コミュニティに恐怖を与えるというトランプチームの決意におけるひとつのエスカレーションだ。代わりにこれらのコミュニティとかれらの連携者は、移民の防衛へと向かってきた。ある種の戦闘を待ち望んでうずうずしているトランプは、白人の米国という彼のビジョンを際立たせる目的の下に州兵を動員した。
 ソリダリティ全国委員会は、移民コミュニティ、およびこのテロリズムに抗議する人々に連帯して立ち上がる。われわれは、あらゆる武装部隊の即時撤退、そして抗議参加者すべての即時解放を求める。
移民に犯罪者のレッテルを貼るな!
移民に恐怖を与えるのを止めろ!
州兵と他の武装部隊はロスアンゼルスから出ていけ!
ICEはわれわれの都市とコミュニティから出ていけ!
SEIU指導者のデイヴィッド・フエルタ、および逮捕された抗議参加者すべてを特赦せよ!
抗議する権利を守れ!(「インターナショナルビューポイント」2025年6月10日) 労働党のレイシスト史労働党のレイシスト史

THE YOUTH FRONT(青年戦線)

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