ブラジル 左翼議員、アマゾンでの石油採掘反対の手紙をルラに送る

 PT(労働者党)やPSOL(社会主義と自由党)(注)などの諸政党所属の国会議員や自治体議員が、Ibama(環境当局)の決定に対する尊重を訴え、エネルギー移行計画を求めている。
 42人の左翼の議会人が、「アマゾン地域赤道縁辺区」内での石油探査があり得る状況を批判し、ルラ大統領への手紙を公表した。この文書には、PT、PSOL、Rede(持続可能性ネットワーク)、PV(緑の党)、PDT(民主労働党)といった諸政党所属の連邦議員、州議会議員、自治体議員の署名が付されている。
 手紙には「全国的なまた世界的な環境的試練に取り組むことに専心している議会人として、われわれは、アマゾン生物圏における石油探査拡大が気候危機が求める緊急的要請、および公平なエネルギー移行に向けた世界的転換とは両立不可能、と認識している」と書かれている。
 同文書は、Ibamaの技術者が石油探査に反対するひとつの評価を作成済みであることを強調している。この機関は、ルラ大統領を含む政府から、早期に活動を承認するようにとの圧力の下に置かれている。議会人たちはルラへのアピールで「失礼ながら大統領、われわれは、専門家たちの勧告を心にとどめ、フォス・ド・アマゾナス水盆(アマゾン河口沖合の赤道縁辺域)における石油探査を一時中止することを訴える」と語っている。
 議員たちはまた大統領に、この国に対し野心的なエネルギー移行計画を優先することも求めている。
 問題は政権内部の主導権争いになっている。そこには、現時点でブラジルはこの資源なしにはやっていけないと語る者たち、そして他方に、石油探査は後退への1歩になるだろうと力説する者たちがいる。(「ラ・フォーラ・デ・サンパウロ」からIVが訳出)

(注)PSOLの署名者はレジスタンシアなどから出ている。多数派ブロックと無所属の何人かも署名している。(「インターナショナルビューポイント」2025年4月26日)

THE YOUTH FRONT(青年戦線)

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