ベルギー支部のEU議会選
上首尾のキャンペーン集会
ローレ・ホルレー/メロディー・ヴァンデルーク
EU議会選挙キャンペーンの最終版、ゴーシュ・アンティカピタリステは、フィリップ・プトーや何人かの候補者の出席の下に、アンティカピタリステの綱領を擁護する一連の集会をベルギーのいくつかの町で組織した。
これらの集会は、ワロニアでのリエージュ、モンス、ナムルの町で始まり、6月1日、ブリュッセルで終わった。それらはすべて、われわれのメッセージにより興味をかき立てられた多数の、熱気のある好奇心に富んだ人々にやる気を起こさせることができた。各々の市で、スポークスパーソンや現地の候補者、またフィリップ・プトーが討論に加わった。
急進的綱領基に
明確な主張展開
同志たちは、現在の選挙期間における反資本主義の声の妥当性を擁護し、極右の台頭や「要塞のEU」、また資本主義諸政党が内包する危険性を強調した。われわれは、エネルギーと銀行や保険部門を社会化する必要を擁護する左翼だ。そしてそれは、移民すべての正規化、フロンテックス(欧州国境沿岸警備機関)の廃止、移動の自由、全員にとっての居住を綱領の中心項目にし、中絶へのより大きな利用権、装いの自由、暴力との闘いへの投資を通した自身の体を管理する女性の権利を求め、またそのために、ウクライナからパレスチナにいたる世界中で抵抗しているあらゆる民衆との連帯を当然のこととしている。
メディアは
無視を徹底
さまざまな働きかけにもかかわらず、当地の報道は、他の政治的諸グループである「大」政党のイベントに多くの枠を割きつつも、われわれの集会に出かけたりそれを報じる労をとらなかった。この関心の不在は、僅かな注目すべき出現を例外として、キャンペーンを通じたわれわれの極めて低い露出度を映し出している。これは、大手メディアの発信内における民主的な多元性の点で、重要な問題を提起している。
手応え基礎に
勢力結集追求
この集会に続いた公式、非公式双方における討論は教訓に満ち、われわれの要求が社会内部に実のある共鳴を得ていることをわれわれに示した。それは、資本およびその代表との決裂を当然と考える急進的で多元的な左翼に対し、政治的な空間があるという証拠だ。
この選挙はわれわれの理念を幅広く示すための跳躍台になる可能性がある。しかしわれわれの戦略は、特に6月9日以後発展させられなければならないだろう。それこそが、前途に控える闘いに向けた力関係を準備するため変革をめざす勢力すべてを結集するよう、われわれの集会の最後にわれわれが行った呼びかけを、今われわれが何度も繰り返している理由だ。(「ランティカピタリスト」よりIVが訳出)
▼ふたりの筆者は、第4インターナショナルベルギー支部のゴーシュ・アンティカピタリステのメンバー。(「インターナショナルビューポイント」2024年6月7日)
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