アフリカ 緑の革命
アグリビジネスの破壊的猛威
ポール・マーシャル
アフリカにおける「緑の革命」の結果は農業世界と環境にとって否定的になっている。他方、それらはこの大陸上に多国籍企業を作り上げることを励ましてきた。
略奪主義者の
イデオロギー
ビル・ゲイツが彼の財団を通して「アフリカでの緑の革命を求める連合」(AGRA)の下で彼の「緑の革命」に乗りだしてから20年になった。彼によれば、それは、アフリカ農業の近代化、飢饉との闘い、さらに農民の生活条件改善、という問題だった。
基本的考えは単純だ。つまり、飢餓と闘うためには、農業の生産性は高められなければならない、と。他方飢饉は主に戦争により、あるいは利用可能な食糧の不平等な配分により引き起こされている。
AGRAは、単一栽培、気候の危険に耐えると想定された遺伝子操作された種の購買、そして化学肥料投入の大量使用を基礎とする集約農業を唱えた。
実施された研究すべては、同じ結論に達している。つまり、設定された目的は達成とはかけ離れている、と。土壌は劣悪化されており、田舎の家族は予想よりはるかに小さな収穫のせいで貧困化するようになり、新たな種や肥料の購入を不可能にしている。同時に、キビやモロコシといった当地の食糧穀類――干ばつに抵抗性があり、栄養価が高い――は、比重を下げている。
たとえばダーバンの司教はAGRA支持者に以下のように指摘した。つまり「かれらは飢えた者や貧しい者の救済者であると主張している。しかしかれらは産業化というかれらのモデルが理由で悲惨なほどに失敗してきた。そのモデルは、土壌を劣悪化し、生物多様性を破壊し、民衆よりも企業の利益を上に置いている。それは非道徳であり、不公正だ」と。
他の選択肢
の絞め殺し
ビル・ゲイツはまた、彼の資金力の助けで多くのアフリカ諸国の代わりとなる道、つまりアグロエコロジーという道の採用も妨げてきた。農業食糧産業という広く支持されている考えとは逆に、アグロエコロジーは過去の農業への退行ではない。逆にそれは、農業世界の知識を現代の科学知識と組み合わせている。
このタイプの農業は、環境を尊重し、住民に食糧主権の保証を与える。それはさらに、形式張らない市場で交換される累積的な選択を通す種子の改善をも促進する。この側面――生産者の自律性と産業的市場への非依存性――こそがおそらく、世界の農業の資本主義的エコシステムをもっとも妨害する。
AGRAはコンサルタント企業のマセマティカに評価研究の実施を委任した。この企業は他の諸分析と一致する形で得られた結果の低さを確認した。しかしそれは、西側の多国籍企業が生産する遺伝子操作種子、人工的な投入要素、また農薬による、アフリカ市場の拡大的な発展を指摘している。しかしこれこそがおそらく、この緑の革命に込められた本当の目的だったのだ。(2026年4月9日、「ランティカピタリスト」より)
▼筆者はIV通信員、かつ「アフリケ・アン・リュッテ」編集者でフランスの第4インターナショナルメンバー。(「インターナショナルビューポイント」2026年4月)
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