アルバニア ピンクフラミンゴ革命
自然を金持ちの自由にさせない
アレックス・バシュマン
アルバニアが一面見出しを飾ることはほとんどない。しかしながらここ数週間、この小さなバルカンの国は、利益のために環境を犠牲にする――今回の場合は最富裕層のレジャーのため――という、資本主義の破壊的猛威に反対する闘いの舞台となった。
ティラナ(アルバニア首都)南東150㎞にあるのがサザン島で、そこは元エンヴェル・ホッジャ(元アルバニア労働党第一書記:訳者)体制の軍事基地だった。そのすばらしい浜はアドリア海に面し、その豊かな生物多様性はそこを本物の自然の聖域、ピンクフラミンゴの営巣地用保護地にしている。
この楽園こそが、イヴァンカ・トランプとジャレド・クシュナー、つまりドナルド・トランプの娘と義理の息子が14億ユーロと見積もられた複合観光レジャー施設を設立すると決めた所だ。加えて、この島の対面の海岸にあるズヴェルネツにも2番目の構想が計画されている。作業開始は1年以内に予定されている。
そのパートナーのひとりがジャレド・クシュナーである投資ファンドのアフィニティー・グローバル・デベロップメントがこのファラオ風構想を実行する許可を得た闇の濃い諸条件、およびそれが提起する環境への脅威が今、公衆の怒りに油を注いでいる。
この構想と社会党のエディ・ラマ首相の諸政策を糾弾して、6月はじめ以来毎晩何千人というデモ参加者がティラナの通りに繰り出し続けてきた。「アルバニアは売りものではない」「イヴァンカ帰れ」のスローガンの下に、アルバニアの国旗にはこの決起の象徴になっているピンクフラミンゴのイラストがあしらわれている。
この構想に10年間の課税控除を提供したラマは、アルバニアのEU加盟申請を支えるためには観光を発展させることが必要、とこの決定を正当化している。
ロシアの影響と巨額の中国の投資で特筆される地域で、トランプ派の政治が、地政学的野心、並びにガザでの悲惨極まるリビエラ構想に似た不動産事業の混合、という今や見慣れた相貌を展開中だ。われわれは、それらをそうさせるつもりはない。資本家とかれらの世界に反対して、サント・ソリーヌ(フランスの農業地域で、巨大貯水池設置計画に反対する環境保護運動の大結集点になっている:訳者)からズヴェルネツまで、みんなノガンとピンクフラミンゴになろう!(2026年6月16日、「ランティカピタリスト」より)(「インターナショナルビューポイント」2026年6月18日)

トランプ一族の環境破壊開発事業に怒り爆発
The KAKEHASHI
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009 新時代社


