スイス トランプとWEFに反対の抗議

チューリッヒに3千人結集

BFS/MPS

 現システムへの
 怒りも表面化し

 今年1月19日、世界経済フォーラム(WEF)およびダボスに参列する専制者とオリガルヒに反対し、3千人以上がチューリッヒの下町で抗議した。この抗議行動は「社会主義のための運動」によって組織された(注)。
 それは、トランプが初めてWEFに参列した2018年以後では、スイスで最大の反WEFデモだった。WEFにおける好戦主義者とファシストのトランプの存在は、大きな数の民衆に非常な不人気だった。したがってデモは、特に生気に満ち騒々しいものになった。
 しかしながら、このデモへの参加の多さには、トランプが引き起こした憤激を上回る要因がある。それはまた、益々多くの人々が資本主義の経済的、社会的システムに今反乱しつつある、という事実も反映しているのだ。そしてそのシステムは、新年の数週間のうちにすでにそれほど多くの危機と苦しみを引き起こしている。反資本主義のスローガンがそれゆえ特に目立っていた。
 印象的だったことは、ダボスへのイスラエル大統領、イサク・ヘルツォグの参加に対する抗議の中で、パレスチナが決まってふれられたことだった。この後者は、ガザでのジェノサイドに共同の責任を負っているのだ。

 デモにおける
 MPSの行動

 クルド人ブロックもまた特に重要だった。クルド人の左翼諸組織は、WEFへのシリアの虐殺者であるアフメド・アル・シャラー(現シリア大統領:訳者)の存在に抗議した。後者は現在、シリア内のクルド自治領域を攻撃中だ。反乱中のイラン人との連帯もまた表明された。
 殺戮の限りを尽くしたムラー体制の代表団は前日まで何とダボスに招待されていた。WEFがイラン外相のアッバス・アラグチの名前を説明もなくゲストのリストから外したのは、国際的な抗議を受けてようやくのことだった。
 WEF2026は、「対話精神」なる標語の下で、極右の専制者とビジネスリーダー間の対話を促進したがっている。それでも歴史はわれわれに、ファシストの機嫌を取ってはならず、それと闘わなければならない、と教えてきた。それゆえWEFは問題を構成するものであり解決の場ではない。
 腐敗したWEF会長のクラウス・シュワブ(スイスの経済学者:訳者)をラリー・フィンク(米国の投資会社、ブラックロックの首脳)、およびアンドレ・ホフマン(スイスの製薬企業、ロッシュの首脳)で置き換えても何ごとも変わらなず、それはむしろ、資本主義の現在の進展を象徴している。スイスを含む多くの諸国で、億万長者と大企業経営者どもが今、むしろより大きなシニシズムによってかれらの金融利益を強く主張する目的で、自ら政治の手綱を取りつつある。
 WEFは改革不可能だ。われわれは、WEFが終わりにされ、資本主義が打ち負かされるまで、WEF、その戦略的なパートナー、そして専制者の存在に反対するわれわれの抵抗を継続するだろう。(2026年1月19日)
(注)BFS/MPSは、第4インターナショナルのパーマネントオブザーバー組織。(「インターナショナルビューポイント」2026年2月2日)

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