アルゼンチン フフイ州の反乱
先住民コミュニティが既成支配秩序に全面的な異議の突きつけ
ガストン・レミへのインタビュー
これ以上の搾取と圧政はごめんだ
この10月に大統領選を迎えるアルゼンチンに今政治的激震が走っている。8月の大統領選予備選で、本格候補者とは全く見られていなかった極端な右翼自由主義者が最多得票を得て、一気に本命に躍り出たからだ。いわば、米国のトランプ現象、ブラジルのボルソナロ現象の再来とも言える。激しいインフレと経済危機による現中道左派政権の信用失墜の深さがそこに強く関わっていると思われるが、以下は、その社会的緊張の鋭さを具体的に伝えている。また次面掲載の記事は、前記の政治的激震を伝えている。(「かけはし」編集部)
この夏、フフイ州(アルゼンチン最北端:訳者)では先住民コミュニティを前面に立てた憲法(州の:訳者)改革への抗議が爆発した。この対立の背景は、国の資源への統制を求める反帝国主義闘争だ。以下は、この闘争に関するテムペスト誌による、アルゼンチンの社会主義活動家で大学教授のガストン・レミへのインタビュー。
中道左派のペロニストの正義党(PJ、国政与党)をも含むすべての伝統的政党の助けを得て、州知事のヘラルド・モラレスが押しつけた憲法改革に反対して、諸々の抗議が爆発した。道路封鎖、ストライキ、決起に対する警察の激しい弾圧の映像が国際的な騒ぎを引き起こした。この紛争の背景は、この国の資源への支配を求め、緊縮に反対する反帝国主義闘争だ。また賭けられているものは、抑圧と超搾取の年月に対決して今立ち上がっている労働者階級と先住民住民の強さでもある。われわれは、この反乱、およびそれがここから向かうところについて語り合うために、ガストン・レミ――教授であると共に、フフイのサンサルバドル市市議会議員であり、社会主義労働者党(PTS)と労働者左翼戦線(FIT―U)の一員――と同席した。
反動的州憲法改訂への強い拒絶
――急進市民連合(UCR)のフフイ州知事であるヘラルド・モラレスは、6月に州憲法への改革を通過させた。それは、フフイの民衆からきっぱりと拒絶されていた改革だった。この改革は中でも、抗議の方法としての街頭封鎖や高速道路封鎖を禁止することを提案している。それはさらに、投票権をも含む民主的な権利への攻撃もいくつか含んでいる。改革は、UCR――フフイにおける伝統的な右翼政党――の議員によってだけではなく、ペロニズムによって代表される野党によっても承認された。この改革が承認された日以来、フフイの民衆の反乱は鎮められていない。憲法改革反対の抗議行動――先住民コミュニティが率いた――は、もっとよい賃金を求めている教員の抗議行動、またもっとよい労働条件を求めて声を上げた鉱山労働者の決起と同時に起きた。この改革はどのようにして承認されたのか? 最も関係のある条項は何か? そしてフフイの民衆はそれをひっくり返すためになぜ立ち上がったのか?
この憲法改革は2回承認された。1回目は6月16日、2回目は同20日だ。2回とも、州与党のUCR、および「野党」のはずのPJ――ペロニズムの中道左派で、現在大統領を抱えている――の票で採択された。それは、大規模な抗議、特に6月17日に道路封鎖を始めた先住民コミュニティの抵抗に直面し政府が後退したために、2回の票決が行われた。
これらのコミュニティは抑圧に抵抗し、警察はかれらを抑えることができなかった。そして政府に、かれらの土地の権利に直接影響を与える50条と36条を撤回させた。憲法改革の第1回投票に先立ち、大衆的抗議行動は政府に、憲法に規定される形でフフイに準権威主義体制を生み出していたと思われる改革からふたつの点を撤回させていた。当初の案では、2年ごとの選挙を廃止し(それを4年ごとに変え)、「統治可能性」条項も加えていたと思われる。後者とは、それによれば知事を勝ち取った政党が自動的に議会過半数を支配する、というものだ。週を貫いた街頭でのこれらの手法に対する大衆的な拒絶が、政府にそれらを取り下げさせた。
しかしながら政府はまた、道路封鎖と街頭封鎖の禁止(67条)を、また抗議行動と階級闘争の厳しい弾圧の諸方策を含めることを何とか行うこともできた。かれらは、労組指導部の助けを得て新憲法にこれらの反動的な変更を維持することができた。そしてその指導部は、PJとの関係を理由にゼネストを全く指令しなかった。かれらは、彼ら自身の政党が賛成投票した諸方策を糾弾することと、下部組合員の闘う能力を狭めることの間でバランスをとりつつ、社会闘争を抑制するよう行動したのだ。
憲法改革反対の闘争は、州を貫く労働者と諸コミュニティの反乱のおかげで継続し、それが政府とその協力相手の立場を弱めてきた。この反乱は、この州の生活条件と労働条件に、また民衆の背後で、また民衆の権利に反してわずか17日で採択された改革に異議を突き付けている。改革を拒否するために立ち上がった運動は、より高い俸給を求める教員の要求と結びついている。これらの行動は、改革反対の先住民コミュニティによる道路封鎖と並んでとられることで、底深いものを表現している。
これは、低賃金を強要し、大企業によるリチウムと他の鉱物の略奪を可能にして、8年の間この州を抑圧し搾取してきた体制に対する、ひとつの異議申立だ。人びとはこの政治体制にもうたくさんだと言っている。その体制は、鉱業、製糖業、またタバコの大企業の求めに応じてこれらの政策を推し進めているのだ。それこそが、社会階級間の力関係が労働者階級と民衆諸層――体制を打ち破る強さを保持している者たち――に有利な形で変化を遂げた、と今日私が言う理由だ。
民族と階級貫く搾取による貧困
――フフイはアルゼンチンで最も貧しい州のひとつだが、それでも同時に、そこには諸企業が渇望しているリチウムのような天然資源がある。公式データによれば、グラン・フフイ(州都であるサンサルバドルの郊外地域)の住民はその42%が貧困の下で暮らしていた。フフイにはまた、先住民衆の高い集中、およびこの国で最高度に超搾取された労働力のひとつがある。フフイにおける、またその先住民コミュニティにおける生活条件はどのようなものか?
公式データは、フフイはこの国の所得で下から4番目に位置づけられている。6月の反乱以前教員の基礎賃金は月額で3万4千ペソ(128米ドル)だった。新しい労働協約によってそれは月額で7万2千ペソ(272米ドル)までなった。州の労働者の基礎賃金は月額4万5千ペソ(170米ドル)だ。これらの基礎賃金に上乗せされる労働者の所得の多くは年金には計算されない。つまり、労働者が家にもっていくものは生計賃金にはるかに足りないのだ。
これらは公共部門の条件だが、フフイの労働力全体では賃金労働者の46・5%は非正規労働者であり、あるいは登録されていない。今年100%以上になっている高インフレを背景に、職の安定の不在、あるいは着実な雇用の不在が低賃金の悪質なサイクルを強めている。フフイの雇用された労働者の27%は、第2の仕事を探し、それはこの国で最高比率だ。なお全国平均は14・8%。
その上に、これらの高レベルの搾取に直面している労働者の多くは、先住民コミュニティのメンバーであり、フフイにおける労働者階級では歴史的に抑圧された層だ。公式調査によれば、フフイの家族の11%は、先住民の末裔に属すると自己認識し、この国では最高比率になる。先住民衆は、フフイの地方人口の38%を占めている。
先住民コミュニティは、フフイの闘争を今率い、これは偶然ではない。同様にもっとよい賃金を今要求している教員たちは、体制に反対するかれら自身の方法を使って先住民コミュニティのメンバーとして道路封鎖に参加している。同じことは、鉱山労働者や自治体労働者にも当てはまる。これらのコミュニティメンバーのほとんどは賃金労働者だ。他の層は小商品生産者として仕事を見つけるか、タクシー運転手のような他の不安定な労働に従事している。
フフイにおける現在の闘争に際した階級と民族性の問題は、深くレイシズム的な政治的・社会的体制の真の性格を示している。それは、この州の政策――鉱業大多国籍企業と一体的に形成された――が抱えている諸限界をむき出しにしている。それは、はるかに大きな体系的な問題を解決しないままに、町々の壊れたインフラにいくらかの改善を提供する、というものなのだ。
政府はパンくずを差し出す。そしてそれは、資本家と住民間の途方もない不平等を深めつつ、諸コミュニティを分断するにすぎない。そしてその資本家は、住民の飲み水をヒ素で汚染(サスケスの町での例のように)しながら、リチウムの輸出から何百万ドルも稼いでいるのだ。州は利潤のために天然ガスのパイプラインを建設する一方で、学校の冬期の暖房は薪ストーブだ。これらの対照はまた、新たな「白い金」であるリチウム抽出に向けた圧力の光に照らされてむしろもっと目立つ形でも、諸コミュニティに対し、モラレスの改革を打ち破るためにこれまでそれらがやってきたように、立ち上がり、政府とそれが代表する州と猛烈に衝突するための諸条件をも生み出している。
帝国主義への従属へ一層の圧力
――アルゼンチンは、フフイだけではなく国全体で、経済危機により厳しい打撃を受けてきた。これに加えて、債務や他の形態で帝国主義の圧力が高められている。IMFはアルゼンチン政府に、米国の帝国主義的利益に対するこの国の従属を深めるような、新たな経済救援計画に署名するよう圧力を加え続けてきた。アルゼンチンにおける危機のもっと全体的脈絡について、またそれが特にフフイにどのように影響してきたか、を話せますか?
疑いなく、IMFとの合意は帝国主義への従属というアルゼンチンのしがらみを、また依存的な経済構造につきもののもっと幅広い諸矛盾を深刻にしてきた。事実、あなたも、アルゼンチンの経済計画はワシントンDCで起草されている、と言うことができるだろう。伝統的な政治連合はどれも、現ペロニスタ政府(フレンテ・デ・トドス)も右翼(諸派合わせ)も、IMFへの返済とその指令遵守に関する政策で違いはない。
その「協定」は今、農産物輸出で200億ドルの損失を引き起こした干ばつを主な理由に、危機にさらされている。政府は今、インフレを一層悪化させる可能性があると思われるさらなるペソ切り下げという、IMFの要求を条件に紛糾させられているとしても、IMFとの新たな協定に署名しようとしている。選挙年におけるそのような動きは、ペロニズムにとって、またその候補者になりそうな財務相のセルジオ・マッサにとって自殺行為になると思われる。赤字縮小の意味をもたされたアルゼンチンの緊縮政策は、IMFから押しつけられ、インフレを昂進させている。
公共支出の90%近くが全国基金で資金供給されているフフイのような経済の場合、住民はこれらの財政的緊縮計画の影響を痛切に感じている。インフレに応じて、労働者はすでに低い賃金の切り下げに直面している。これこそが、現在の闘争が単に経済的な性格だけではなく、政治的な性格を帯びている理由だ。労組指導部は、緊縮に採択の余地を与えたが、教員の反乱はこれらの指導部とかれらが支える緊縮計画の双方に異議を突き付け始めている。
他方で、原材料輸出によって債務をドルで返済しようとする政府のもくろみは、それらの「グリーンエネルギー移行」に向けリチウムを必要とする鉱業多国籍企業を正統化している。米南方軍司令官のローラ・リチャードソンのような公人たちは、世界のリチウムの80%を保有する地域、すなわちボリビア、チリ、アルゼンチンからなるリチウム・トライアングルに対する米国の関心についてすでにあけすけだった。
米国は現在、それ自身の多国籍企業であるリヴェント――1998年以来カタマルカ州で操業してきている――を保有し、それは、アルゼンチンで2番目の大きさをもつリチウム鉱業企業のサレス・デ・フフイと結びついている。今年リチウム生産を始める予定の他の計画は、アルゼンチンに中国とカナダの資本を集めているエクサルだ。
外国のリチウム多国籍企業は、圧力を加えることで、勤労民衆の背後で政府によって契約された債務返済を目的にその天然資源を輸出するよう強要されてきた国に、今緊張を高めようとしている。それでも、生活条件を空洞化している緊縮政策は、いくらかの改善をある時点でもたらすことになる「安定性」達成のための「必要悪」として売り込まれている。フフイで見られるような、帝国主義へのもっと大きな従属が内包するこれらの諸矛盾は、国全体での労働者階級と支配階級間のもっと大きな対立を予示している。
民衆の自信回復進める闘いへ
――フフイにおける改革の承認は、巨大な民衆的反応を起こした。われわれは、この州中での激しく大規模な闘いの映像を見てきた。そこには、教員の行進や、警察の残忍さに立ち向かう先住民コミュニティのショッキングな映像が含まれている。この改革に対する広範な拒絶は猛烈な弾圧で迎えられてきた。2、3週間前、警察はナタリア・モラレス――FIT―Uの一部であるPTSの社会主義者議員――を逮捕した。また、数十人になる他の政治犯の中でも、ルチョ・アギラル――ラ・イスクエルダ・ディアリオのジャーナリストでPTSメンバー――も逮捕された。この弾圧は緩められてはいない。あなたが今前にしている抑圧を、またフフイの人びとがどのように反攻しようとしているかを、明らかにできますか? この闘いがここから辿ることになる道筋はどんなものですか?
モラレスとPJの改革に対する街頭での反応は、これらの攻撃に反攻を加えたいという巨大な切望を映し出している。われわれは、民衆の思考におけるひとつの移行を、グラムシが「新しい思考方法」と呼んだものの諸要素――ほぼ1日中続いた戦闘で先住民コミュニティが警察を後退させた町である、プルママルカにおける6月17日のそれのような、弾圧に抵抗した前衛の復活としてだけではなく――を今見ている最中だ。しかしわれわれはそれを、連続的な道路封鎖やストライキ中の教員による諸々の行進にも見ている。
フフイの民衆は、ほぼ8年間モラレス知事によってかれらに押しつけられた恐怖をなくしている。かれらは、かれら自身の力に自信を取り戻している。今現地の諸コミュニティは、教員労組からの支援を期待し始めた。そして体制を打ち破ることを可能にするのはこの団結だ。
この進展で、幅広い層が、特定の要求の先まで進むような、体制に関するひとつの政治的経験を得ることになった。それらの行動によって、かれらは伝統的な諸政党の役割を、つまり民衆の利益に反し有力な者たちを利するように統治するという役割を照らし出した。この最後の部分は依然として発展度は最低だ。多くの人々は今、鉱山企業が州の資源を盗んでいるとこれまでより明確に理解している。しかしかれらもこれを、全体としての資本家階級を特性付けるものとしてまだ理解していない。これらの結論をもっと先にもってゆくことが革命的左翼の任務だ――闘争の組織化を助け、それを反資本主義の方向に向けるために――。
政府とPJのその友達たちは、街頭における広範な改革拒否によってある種の政治的な命中弾を受けた。今それは、反乱を打ち破るために州の強圧的諸方策(逮捕、罰金、迫害)を課して、その強さを取り戻そうと試みている最中だ。しかしかれらは、諸階級間の新しい力関係をかれら有利に変えようと闘争中だ。PJは、何よりも諸労組と労組ナショナルセンター(労働総同盟と労働者センター)内のその役割に基づいて、モラレスが支配を取り戻すのを助けている最中だ。これらの組織は、改革を無効にするためのゼネスト指令を全く行わなかった。
それらは実際は、教員の労組(セデムス)ストライキのような諸々のストライキに中止を指令した。対照的に、教員の組織である「4月9日」――中でもPTSメンバーでもある教員によって組織され率いられている――は、ストライキを解除したがった者たちと闘い、教員が教員労組(アデプ)や先住民コミュニティとともに闘争の計画について自ら決めるよう訴えた。ストライキを解除するという非民主的な決定は、紛争の鍵になる局面で決起を弱めた。ストライキが前進していたならば、この闘争は新たな局面に到達し、労働者の他の層を闘争の場に先導し、ゼネスト指令に向けたもっと良好な条件を生み出していた可能性もあった。
もちろん、ゼネストに向けた構築は閉じられた可能性ではない。この紛争は、決起におけるあらゆる個々の前進や後退の先で、依然決着していない。政府と民衆間の力関係における変化、および改革が依然有効であるという事実、このすべては、闘いを結論にもってゆくための階級闘争の戦略を発展させるような、統一された計画と民主的な調整を求めている。これは、ゼネスト、道路封鎖、さらに街頭の決起によって行われることができる。
この意味で、PTSは今、そのような戦略を発展させるための州総会の必要を提案している。それは、諸労組、活動家諸組織、先住民コミュニティとその諸組織、また学生その他を統一すると思われるものだ。この方向を示す発展が、改革反対の人民会議であり、それは教員、医療ケア労働者、学生、先住民コミュニティ、さらに失業者から構成されている。それはこの間現地コミュニティと教員に向け連帯を組織し続け、かれらの闘いに向けた基金を拠出し集め、改革を打ち破るためのゼネストの必要を掲げてきた。
危機の出口はあるとの考え軸に
――この5月の地域選挙の中でFIT―Uはフフイで非常な好成績を残した。今、社会主義的左翼はこの闘争の心臓部で重要な役割を果たしている。アレジャンドロ・ビルカのキャンペーン、一候補者としてのあなた自身の経験、さらに全体としてのFIT―Uと特にPTSがフフイで影響力を獲得した理由、これらについて少し話せますか?
5月の地域選挙は、左翼に対し歴史的な結果を示した。現在アルゼンチン下院の国会議員であるわが同志のアレジャンドロ・ビルカは、知事候補者として12・8%を勝ち取った。フフイの州都であるサンサルバドルでは、得票率が18%で2位につけPJに先んじた。この進展の一部であることはすばらしい経験だった。事業と金持ちにまさに多額のマネーを生み出している豊かな州で、われわれが、何百万人もの労働者の貧困化を止めるために闘うひとつの計画を提唱できたからだ。
特にわれわれは、労働者とコミュニティの統制下でリチウムを国有化する必要を提唱した。これはわれわれに、リチウム生産計画を作り上げ、またその環境的影響を最小化するためにわれわれが使用する技術を決定しつつ、地域の資源がいかに利用されるか、をわれわれ自身で民主的に決定することを可能にすると思われる。これらの提案は広範な支持を受けた。
われわれはまた、この州の主要なエネルギー企業(EJESA)を労働者と消費者の統制下で国有化し、重要なエネルギー源であるカウチャリ・ソーラー・パークの操業をも指揮すると想定される単一のエネルギー企業を創出することも提案した。われわれはこれに加え、労働者の統制の下で公共交通の国有化も訴えた。われわれはこの問題で、州都で野心的なキャンペーンを推し進め、日々そのシステムを利用する何百万人という人びとにもっと良好なサービスを提供しつつ、際限のない運賃値上げをどうすれば止められるか、を示した。
これらは、われわれの公然とした反資本主義、社会主義綱領の最も重要な点のわずかに過ぎなかった。そしてそれらは、住民の幅広い層によって好感をもって受け取られた。しかし単にそれだけではない。これらの提案の心臓部は、われわれの前にある経済的で社会的な危機の出口はある、それは労働者階級の強さを通じるものだ、という考えを前に進めることだ。そしてこれはフフイの民衆によって感じ取られ始めている。現在の闘争はそれを前面にもってきた。
もうひとつの角度からは、わが同志たちが憲法会議で社会主義的政治家として決定的役割を果たした。われわれは、政府とPJがどれほど民衆の権利を取り去るつもりかを糾弾し、警告を発するあらゆる機会をつかむために、われわれの公的な地位を利用した。われわれは改革の反動的な本性を糾弾し説明した。われわれは、教員のストライキやコミュニティが敢行した道路封鎖と協力して強調し、語りつつ、この会議から発言した。われわれは、この会議で伝統的諸政党が策し続けた策動や欺瞞のすべてを糾弾し、改革を否決するためのゼネストと決起を訴えて声を上げた。
われわれは、議会での不信任を、PJが主張するようなもっとよい改革も交渉可能との立場への不信任、という考えを推し進めた。したがってわれわれは、かれらが改革にためらわずに動いた時、抗議の投票をせずにこの会議から辞任した。そしてわれわれは、闘いを強め、われわれの信頼は階級闘争にあることを示すために、街頭の抗議行動に立ち上がった者たちに加わった。
この経験全体は、議会に責任を持つ、あるいはこれからもつわれわれの仲間の役割を再確認している。われわれはPTSのメンバーとして、これは異星人のような者であり、敵対的な領域であると、そしてわれわれがこのシステムを内部から変えることはないだろう、と分かっている。しかしわれわれは、労働者階級が立ち上がる際にはその闘争を強化するために、底辺からそれ自身の解決策を見つけ出すために、われわれの演壇を利用する。それは、階級闘争の歴史ではいつも事実だったことと同じだ。(2023年8月7日)(「インターナショナルビューポイント」2023年8月16日)
The KAKEHASHI
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009 新時代社


