フランス　ＮＰＡは極右とマクロンと対決する新人民戦線に加わる

ＮＰＡ

　ＮＰＡ（反資本主義新党）指導部は６月11日夜会議を開き、人民戦線を始めるとの７組織からの呼びかけに前向きに応じることを総意で決定した。ＲＮ（国民連合）とその連携勢力が権力を奪う位置にいるその時、人民戦線は、自由主義改革に反対し、反レイシスト、環境主義、またフェミニストとＬＧＢＴＩの闘いを支持する社会的左翼と政治的左翼に、また平等な権利を求めるあらゆる運動に希望を提供している。
　明日からわれわれの活動家は、人民戦線の候補者が勝利し、その中にわれわれ自身を見出している死を招くような勢いを逆転するのを確実にすることに、全面的に身を投じているだろう。われわれはわがスポークスパーソンと一体となって、候補者を推薦することも含め、キャンペーンの中での全面的な役割を果たす決意だ。
　極右とマクロンに対する勝利は、住民の特に企業内での、労働者階級住宅街での、また若者の中での幅広い決起があってはじめて可能になる。労働組合運動、環境を守る闘い、フェミニスト運動、パレスチナ連帯の運動、反植民地主義や反レイシストの闘い、これらが人民戦線の綱領に入り込まなければならない。それらはその生命力でなければならない。
　それこそが、われわれが街頭でまた企業内であらゆるデモや決起を建設することに参加しそれを支えるつもりでいる理由だ。そしてそれらは、今後の日々に出現し、選挙の後も続くだろう。決起は、40年にわたる自由主義諸政策を断ち切るひとつの綱領を人民戦線が今後やり切るためのただひとつの保証だ。
　この略奪的なシステムが引き起こした混沌は、資本主義との革命的な断絶、そして被抑圧層と被搾取層にとっての新たな解放的希望を求めている。今日、ファシズムに反対する、また労働者階級による反攻の建設に向かう統一に対し差し迫った必要がある。ファシズムに立ち向かい、新人民戦線に合流しよう！（２０２４年６月11日、モントルイユ）（「インターナショナルビューポイント」２０２４年６月12日）