ベネズエラ 独立宣言後215年

あらためて共和国主権を宣言する

闘いの中で国民的独立取り戻すための団結を

署名者一同

 6月24日にこの国を揺さぶった地震に続いたいくつもの民衆的連帯の巨大なデモはわれわれにあらためて、どんな困難もひとつの国民としてわれわれを定めている道徳的かつ精神的な基礎を破壊できない、と示している。われわれは、人間愛の元気を回復させるエネルギーをもってこの破壊的で死をもたらした地震のエネルギーに対応してきた。1812年3月26日の地震に直面してわが解放者のシモン・ボリバールが示した同じ不屈の精神をもって、われわれはこの苦痛に満ちた状況を克服するだろう。そして過去と現在の同じ決意をもってあらゆる愛国勢力はわが独立を取り戻すために戦うだろう。

深刻な主権侵害の中の苦難


 現在の苦難の真ん中で、われわれは、この地球の亀裂の前には、それもまた破壊と死と苦痛をもたらしたミサイルと爆弾炸裂の轟音が先行したことを忘れない。今年1月3日――まさに6ヵ月前――、ベネズエラは現米政権からの命令の下に米軍により軍事攻撃を受けた。宣戦布告されず、いわれのない、正当化不可能な、比例を失し違法な、国連憲章第2条段落4に公然と違反した戦争行為としてだ。痛ましく非難に値する犠牲者の死者数に結果したこの軍事攻撃は、その時の国連報告に文書化されたように国際人道法の侵害にも当たっている。
 その時以来ベネズエラは、系統的な不満の高まりを経験してきた。自由と独立を求める戦いの、平和的共存と他の人民との統合の伝統をもつ一国民に、新たな軍事攻撃の脅しの下で国家の植民地的管理に向けた計画を押しつけるため、あるもくろみがつくられようとしている。この計画は、石油販売、金、そして他の戦略的鉱物に対する支配の、そして――もっと重大と言えるが――これらが生み出す歳入への直接支配を通じる、そのような形態をとっている。それらの歳入は、それらをその裁量のまま管理する米財務省の予算表項目の中に預けられるのだ。
 これに加えて、侵略国の投資家を利し、特に炭化水素と鉱業の分野でベネズエラボリバール共和国憲法に背反するような、外国の投資計画――強制的立法改革が先行する――の押しつけがある。同様に米政府は、もっぱらベネズエラ人民の主権の権能に入る政治的かつ制度的プロセスを決定する権利、およびわれわれが一国民として推し進めてきた平和と統合の外交政策に関する諸条件を押しつける権利、これらを自分のものと称している。
 その上に、わが領土内での侵略国の工作員や諸部隊の違法な存在と作戦も、わが憲法と国際法のあからさまなもうひとつの侵害に当たり、6月24日の地震後を悪化させてきた状況だ。この結果われわれは、基礎となる愛国的尊厳から、またわが国の憲法が特別に禁じているがゆえに、人道支援の口実の下にわが領土上での米軍基地や軍事施設の設立になるあらゆる決定を糾弾し、それに対するもっとも強い拒絶を表明する。
 この全体状況は、国家の内政に対する干渉を承服できないとすることに関する、またそれらの独立と主権の防護に関する、1965年の国連宣言の極度に深刻かつ前例のない侵害になっている。

われわれには何より団結必要


 われわれがひとつの国民として、ひとつの共和国として権利を与えられている主権的権利を掘り崩すこの恥ずべき状況を前に、わが故国を愛し誇りに思っているわれわれのような者たちが、この外国の介入の正規化や隠蔽を阻止するよう必要とされている。したがってわれわれは、国際社会の前にこのわが主権的権利の侵害を糾弾するよう強いられている。そして歴史的諸環境はわれわれに、われわれの国民的独立を取り戻すために闘いの中で団結するよう訴えている。
 ベネズエラだけではなく、第二次世界大戦以後築き上げられるべきものとして追求されてきた国際的な共同体の枠組みをも傷つけている状況の受け容れがたさに関し、人民、諸政府、また米国自身の民主的な諸運動内部で意識を高めるために、そして世界に団結した国民としてわれわれを示すために、国民的合意――あらゆる愛国的な政治組織や社会組織また主体を含むそれ――が差し迫って必要とされている。
 われわれは、ベネズエラに敵対するあらゆる強制的で一方的な方策の即時停止は交渉の対象外と考えている。またわれわれは、占領国により違法に管理されている国民の資産と資源を利用し管理するわれわれの権利も要求する。国民が6月24日の結果として今直面している非常事態の真ん中で、米政府が公表した貧弱な人道援助、およびこの国に強要された「制裁」のいくつかを部分的にしかもほんの短期間取り除くという決定、この双方は不十分であるだけではなく、ベネズエラ人民全体に対する侮辱、さらに何万という家族を嘆きに投げ込んだ悲劇を前にした占領勢力の底深い鈍感さを見せつけるもうひとつにもなっている。
 同様にわれわれは、以下のことがベネズエラ国家にとって適切だと考える。つまり、わが国民主権の侵害に関し国連総会に対し、また国際人道法侵害に関しそれが委ねられてきた国連人権理事会に対し、公式の不満を提出することだ。さらに、1999年12月15日の憲法国民投票でわれわれが民主的に批准した「社会協約」にしたがった行政、立法、司法諸機関において、主権国家としてのわれわれの完全な自己決定、および国民歳入に関する支配、の回復を追求する国際司法裁判所に対し公式の不満を提出することだ。

先人たちの言葉をかみしめる

 今日国民的尊厳を保持することが必要とすることは、1811年7月5日にわが先人が発した独立宣言に対する揺るぎない尊重を自ら進んで再確認するあらゆる愛国的政治勢力内でひとつの合意に達することだ。この宣言の中では、かれらは以下の言葉を発していた。
 「したがってわれわれは、ベネズエラのさまざまな民衆に基づいてわれわれが保持している意志と権威によって、またその名によって、その統一した諸州はこの日以降事実として、また法的に、自由で主権をもち独立した国家であると、またそうなるはすと、また、かれらはスペインの王冠へのあるいはその出先や代表と称される、またそうかもしれないような者たちへのあらゆる服従と依存から解き放たれていると、そして、そうした自由で独立した国家としてそれには、その人民の全体意志にしたがって政府形態を採用し、戦争を宣言し、和平をつくり出し、連携を形成し、商業、国境、そして航行の諸条約をまとめ、自由で独立した国民が行い実行する他のあらゆる行為を遂行する全面的な権限があると、世界に向け厳粛に宣言する。……われわれの抗議、われわれの節度、われわれの寛容、またわれわれの諸原理の不可侵性……にもかかわらず、われわれは妨げられ、虐待され、互いに反乱することをわれわれに煽動しようと諸々の工作員が送られている。そしてわれわれを抑圧する目的で、諸民族……内部でわれわれの信用を傷つけるためのもくろみが行われている。……われわれの大義に僅かの考慮も与えず、世界の公平な判定にそれらを提示することもなく、われわれの敵以外の判定が一切ないままわれわれは、わが友人たちからの苦痛に満ちた孤立を宣告され、中傷の侮辱を加えて、かれらの法廷の中でわれわれの敵の影響力と強制の下で、われわれの利益を恣意的に処分する可能性を得ようと、われわれの意志に反して代表者が指名されている」。

自由な人民の声で権利行使する


 安定、平和、そしてベネズエラの国土上で公正な社会を建設する可能性自体が今日、わが主権の全面的な行使の回復にかかっている。
 世界の人民は、われわれはあらゆる他の国家と合同する共和国としてのわれわれの地位を決して放棄しないと、またわれわれは、現在われわれを抑圧中の者たちにより管理されることも受け容れることはないと、知らなければならない。
 われわれが苦悶、哀悼、救出活動、そして地震の犠牲者に対する最初のケアの提供からなるこれらの最初の時期を克服し終えたあかつきには、愛国的人民は、独立、そしてそれと共にベネズエラボリバール共和国憲法の全面的な法的効力をを回復するための、市民的で民主的な闘いの――政治的な多様さという枠組み内の――統一したイニシアチブを推し進めなければならない。
 われわれは頭を高く上げ、自由な人民の声で、われわれは、国民をあらゆる支配から自由に保つ譲渡できない権利を行使する、またわれわれは、われわれの闘いとのもっとも幅広い国際的連帯を求めて声を上げる、と宣言する。
 今日、かつて以上に1811年7月3日の「愛国的社会」に先んじたボリバールの以下の言葉がわれわれをせき立てている。すなわち「われわれが強く求めていることは、その連合がわれわれの自由という光栄ある仕事にわれわれを鼓吹し効果的であることだ。単に休息しシラケの腕の中で眠るための団結、それは昨日は欠点だった、しかし今日それは裏切りだ。南米の自由の基礎を恐れることなく据えよう。ためらうことはわれわれ自身を敗退させることだ」と。
わが主権とわが独立の回復に向け躊躇なく戦おう!
ベネズエラ万歳! 共和国万歳!(2026年7月3日カラカス、以下に52人の署名が付記されているが割愛する)(「インターナショナルビューポイント」2026年7月5日)  

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