アルジェリアPSTに活動停止命令
2022年1月21日
アルジェリア社会主義労働者党(PST)全国指導部
高まる抑圧を背景に、またあらゆる見通しに逆らって、国家評議会は1月20日、われわれの党活動の一時停止とわれわれの建物の閉鎖を命じた。これは、多党制敵視とわが国における民主的な自由に対する耐え難い追加的な攻撃の深刻な前触れだ。
思い出すべきことは、この決定が内務相による2021年4月26日の苦情申立に続いて行われた、ということだ。この恣意的な法的行為は、われわれの大会組織化遅延を口実に使って、一方ではわれわれに送られた公式警告が定めた15日間の締め切りに達する前に、他方では大会開催及び関連文書の内務相に対するひとりの法執行官による伝達の1日後に、行われた。
われわれにとってこれは、抑圧の明示化を強化する決定だ。実際、300人以上の政治犯と思想犯が獄中で苦しみ、さらに数百人が起訴されようとしている。これらはヒラク(2019年2月に勃発し、独裁者であった当時のブーテフリカ大統領を打倒し、その後も長期に続いた抗議行動:訳者)の若い活動家、ネットワーク活動家、ジャーナリスト、弁護士、学者、コミュニティ活動家、フェティ・ガレスのような野党政治家、カッドル・チョウイチャのような労組活動家、またその他の者たちだ。それはまた、その政治的立場、また労働者と民衆諸大衆の社会的闘争と足並みをそろえて抑圧と対決する、ヒラクへの毅然とした傾注、を理由にわが党に対価を払わせるという問題でもある。
しかしこの抑圧のエスカレーションはまた、外国からの脅迫を前にわが国の存在能力を弱める深刻な漂流でもあり、反シオニズムと反帝国主義の国内戦線に必須となっている打ち固めに関する、鼻歌のように歌われている公的な主張にも反している。
わが党に関する限り、1974年に地下で始まり、1989年からはPSTという枠組みの中で継続された、民主的自由と平等と公正を求める闘いは続いている。それは、わが潮流の数世代の活動家が体現してきた、また時に彼らの命を犠牲にした歴史的な闘いだ。われわれの闘いは今日もまた、抑圧に反対し、政治犯や思想犯の解放を求め、民主的自由の尊重とその確固とした確立を求めるわが民衆と労働者の中で、続いている。
それは、経済的、社会的選択をも含んだ、民衆主権の実効性のある行使に向けた闘争だ。それは、自由主義経済政策に反対し、わが民族の富と独立に対する帝国主義と外国の大国による締め付けに反対する闘いだ。それは、わが民衆多数の民主的で社会的な大望を代表する主権をもつ憲法制定会議の選挙を求める闘いだ。
わが党は、こうした環境の中で、PSTの活動を停止させる決定の公表以来注がれ続けてきた、全国的連帯と国際的連帯に感謝する、そしてそれを、抑圧と権威主義に対決するかけがえのないテコだと考える。
わが党の代表団は、国家評議会の決定を文書で確認次第、この不公正な停止命令を取り除くために取りかかるべき手続きに関する情報を得るために、内務相のもとに出かけるつもりだ。
闘争は続く……。(「インターナショナルビューポイント」2022年1月号)(訳注)PSTは第4インターナショナルアルジェリア支部
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