ウクライナ 傷ついても決意堅くウクライナ人民は闘い続けている
ドミニク
不屈の抵抗と
不確かな空気
外交の策謀が舞台中央を占めている中で、ウクライナ人民は益々困難な流れの中で被占領地域を含んで抵抗を続けている。
トランプの絶え間ないUターンは、真の和平交渉を犠牲にして停戦交渉に向けウクライナとロシアに圧力をかけようとしつつ、不確かさの空気をそのままにしている。現在の戦線での戦闘凍結は、ウクライナの不利益になると思われる。それは、プーチンにとっての大きな得点になるだろう。
ロシアの二重ゲーム(軍事作戦を引き上げながら交渉を話し回る)に直面して、EUはウクライナに対する有効な支援に関し共通の立場を見つけ出すことができずにいる。その軍事援助は必要とされるもの以下にとどまっている。それは、交渉の中に出しゃばろうと闘争中だが、大規模侵攻のはじめ以来凍結されたロシア資産(2千億ユーロ近く)の利用をためらっている。
市民が重い
犠牲を払う
エネルギーインフラへのドローンとミサイルの攻撃は、暖房、電力、水の喪失という形で、「正常な生活」の部分的崩壊の危険に導きつつある。今週、ロシアはハルキウで住居と中に子どもがいた保育園を爆撃した。かれらは、特にヘルソンの町々でFPVドローンを使って紛れもない市民狩りを行っている。占領者は、国際法を侵犯して数千人のウクライナの子どもたちを移送し、かれらを「ロシア化する」ためにとどめている。
全体として凍結されている前線では、ロシア軍部隊による浸透の試みがウクライナ軍への圧力を保持し続けている。かれらが獲得したものは限定されているが、帰属をめぐるこの戦争は、ウクライナに巨大な人的、物質的、また経済的犠牲を今も強制している。
ウクライナ軍は、ロシア内部の精油所や弾薬庫を標的にすることでロシア経済に深刻な打撃を加えている最中だ。高まりつつある価格と燃料不足は、人々の日常生活と士気に負の影響をもたらし始めている。これらの成功裏の攻撃は今、体制の財政的困難を悪化させつつある。
前線で、後衛で
猛烈な抵抗続く
7月の反腐敗抗議行動の成功によって勇気づけられ、労組と市民団体は今反攻に出ている。労組は、労働者の権利と労働条件を弱める法案に異議を突き付けている。特筆は公衆衛生部門の「われわれにふさわしく」だ。またフェミニストで反資本主義の団体であるビルキスは、女性、避難した人々、不遇な人々に基礎的必需品や医薬品を提供している。
「連帯共同」、学生組合のプリマ・ディイア、政治組織のソツイアルニー・ルフといった他の多くは、行動的で具体的な連帯を、すべての者の権利の防衛、そしてオリガルヒのくびきと新自由主義的設定課題から解放されたウクライナ、という展望と組み合わせている。
クリミアと被占領地域では半非公然の運動が、占領者、強いられた軍事化、さらにロシア国籍の強要に反対するそれらの活動を強めつつある。アテシュ(ウクライナ人パルチザン、タタール、ロシア人反体制派)と「黄色いリボン」は、象徴的な掲示を敵の物流(鉄道路線、弾薬庫)を標的にしたサボタージュ作戦と組み合わせた。
前線で、後衛で、被占領地域で、外交交渉の不確かさの中の4年近い殺人的戦争からの苦しみと消耗にもかかわらず、ウクライナ人民は今も抵抗中だ。(2025年10月30日、「ランティカピタリスト」よりIVが訳出)
▼筆者はウクライナ連帯の活動をしているNPAメンバー。(「インターナショナルビューポイント」2025年10月30日)
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