アジア・太平洋
カシミール紛争

インドとパキスタンの「核抑止 力」は不安定性を増幅させた プラフル・ビドワル  カシミール地方の支配をめぐるインドとパキスタンの27年に及ぶ対立は、昨年に両国が相次いで行った核実験によってより一層、不安定を増し、インド側 […]

アフリカ・中東
マンデラ後のANC──強化される新自由主義政策

カール・T・ブレッカー  6月の総選挙で、マンデラの後継者であるタボ・ムベキ率いるANCが65%を超える得票率で圧勝した。ANCは、COSATU(南ア労組会議)とSACP(南ア共産党)の支持のもとで、新自由主義的経済政策 […]

ドイツ
ケルンサミット・債務帳消し━G7のウソ

強制されるよりハードな構造調整プラン返済額は増え続け、民衆の生活はさらに悪化する エリック・トゥーサン 債務の90%棒引きだって?  最近ケルンで行われたG7サミットで、貧しい国々の債務帳消しを求める1700万人分の請願 […]

ラテン・アメリカ
新自由主義経済下のラテンアメリカ〔6〕

軍事政権時代の政治と経済(1960年代~1970年代) 山本三郎 1 60年代~70年代の軍政の特徴  1964年のブラジルにおける軍事政権の成立以降、アルゼンチン、ペルー、ボリビア、そして従来、一定の民主主義的伝統を持 […]

ドイツ
反失業ヨーロッパ大行進

EU首脳会議に対決してケルンで35000人がデモ フランソワ・ヴェルカマン  一昨年の1997年6月のアムステルダム、1998年のカーディフとウィーンの反失業ヨーロッパ大行進に続いて、6月3日と4日のEU(欧州連合)首脳 […]

フランス
欧州議会選挙・変化した勢力配置と当面する課題

フランソワ・ヴェルカマン  NATO軍によるユーゴ空爆という侵略戦争の終結から間もない6月13日、ヨーロッパ議会選挙の投票が行われた。その結果は、社民党が中心となった各国政府が自ら侵略戦争に参加し、新自由主義的経済政策を […]

フランス
欧州議会選挙・LO-LCR共同名簿の成果と今後の闘争的展望

アラン・クリヴィンヌに聞く  以下に紹介するのは、欧州議会選挙運動の総括、LCR(革命的共産主義者同盟、第四インターナショナル・フランス支部)の今後の活動についてアラン・クリヴィンヌとのインタビューである。 選挙運動と大 […]

ヨーロッパ
ロシア経済危機・誰がロシアの債務を支払うのか?

アンドレイ・コルガノフ 1 危機の原因は債務なのか  一部の専門家は、ロシアの債務のレベルは危機的なものではなく、多くの諸国はもっと多くの負債を抱えているが同様の危機に陥ってはいない、と述べている。ロシアの国内債務は一九 […]

アジア・太平洋
公共機関民営化に反対し公務員労働者が大闘争

香港・新自由主義と対決しブルジョア民主派との決別へ  返還後の株価暴落以降、不景気から脱することができていない香港では、民間企業のリストラやベースダウンなどが毎日新聞紙面を賑わしていたが、香港政府とブルジョアジーは、危機 […]

フランス
欧州議会選挙・LCR-LO(革命派ブロック)5名が当選

ピエール・フランスソワ『ルージュ』(1833号、1999年6月17日)  【6月13日に行われた欧州議会選挙で、フランスの革命派が5・2%の票を獲得して、5%の壁を突破し、革命派としてはじめてフランスの全国選挙で5名の当 […]

ブラジル
ブラジル・州政府をテコに根本的変革めざす労働者党(PT)の闘い

リオグランデドスル州の経験から(マーク・ジョンソン)  ブラジルの大衆的労働者政党であるPTが、昨年のリオグランデドスル州知事選に勝利して州政府を獲得した。リオグランデドスル州はPT内左派が強力な基盤を持ち、州都ポルトア […]

ラテン・アメリカ
新自由主義経済下のラテンアメリカ〔5〕

輸入代替工業化の限界の露呈とポピュリズム政権の終焉(1950年代~1960年代) 山本三郎 1 輸入代替工業化政策の諸問題  輸入代替工業化政策は、初期の段階では確かに成功したようにみえた。とりわけ第二次世界大戦後の伸び […]